着実に成長する
100年企業をめざして

代表取締役社長 藤井 健弘

1つ1つの仕事に真摯に取り組み。技術開発型商社として発展

他社に負けない新和産業の強みは何ですか?

新和産業はガス関連資機材の専門商社として、75年以上事業を行ってきました。現在、全国にある都市ガス事業者様は200社ほどありますが、9割のお客様とお取り引きさせていただいています。少しずつお客様を増やしていくことができたのは、先輩方が長年に渡りお客様やメーカー様と一緒に新技術や新商品を開発し、信用を得てきたからです。 さらに商品の品質や安全性を大切にするため、1989年当時商社ではめずらしかった品質管理部を設置。お客様のご指摘やご要望に迅速にお応えする仕組みを作り、次の商品開発に活かしています。
このように技術開発型商社として長年培ってきた技術開発力とお客様やメーカー様との強い信頼関係が強みです。

社長が社員に求めることは何ですか?

新和産業は商社ですが、単純にメーカー様から商品を仕入れて販売するだけではありません。ガス事業者様のニーズやお困りごとに対して親身になって本気で取り組み、周りを巻き込んで解決までもっていく推進力を皆さんに期待しています。 仕事において最終的に大切なことは、人対人のつながりになってくるので、お客様から何でもご相談いただけるような信頼関係を構築してもらいたい。そのためには、しっかりと話を聴くことやすぐに動くことを意識してほしいですね。

社員一人ひとりが主役。意欲的に行動してほしい

社内の雰囲気はどのような感じですか?

新和産業はグループを合わせても110名くらいの規模の会社ですから、社員の顔が見える程よい距離感です。誰がどの部署にいて、何をしているのかがわかるので、何かあれば協力し合えるアットホームな雰囲気があります。若手の頃からいろいろと挑戦できますし、チームワークで一緒に達成感を味わうこともできる。自ら考えて動く仕事のおもしろさがあり、社員一人ひとりが主役として活躍しています。

新和産業で共に働きたい人は、どのような人ですか?

今後、AI技術の発展で機械ができる仕事がどんどん増えていくかもしれませんが、人対人のコミュニケーションはより重要になると思います。お客様やメーカー様としっかりと話ができる素直で前向きな人、元気で行動力のある人、新たな発想力をもって果敢に挑戦できる人を求めています。

ガス事業者様やメーカー様と、協力して商品開発に力を入れる

75年以上の歴史がありますが、創業当時はどのような状況でしたか?

創業は1947年。私の祖父である中島邦雄が商社から独立し、開業しました。当初は都市ガスの製造に伴う副産物のコークスなどを都市ガス事業者様から買い取り、鋳造部品メーカー様へ販売することから始まりました。そこから徐々にメーカー様が製造した継手などの部材を都市ガス事業者様へ販売するようになり、本業になっていきました。

商品開発を始められたきっかけは?

ガス事業者様から「ガス管とガスメーターをつなぐ連結管が高価なのでなんとかしたい」というご相談を受けたことでした。1953年、メーカー様との共同開発で安価でも十分な耐久性を備えた連結管「メーターユニオン」を製品化したことが、商品開発の第1号です。その後もメーカー様やガス事業者様との共同開発で、次々と商品を生み出していきました。

特許数は500件以上あるそうですね。

1964年に開発した「出湯管シャワーフレキ」は多くの給湯器メーカー様に採用していただけましたし、70年代初頭は耐震性と省施工性を両立したメカニカル継手を製品化した「SGM継手」の普及拡大で業績を伸ばし、新和産業の基礎を作ることができました。
現在に至るまで約500件以上の特許を出願し、日本ガス協会の技術賞10回以上、技術大賞を1回受賞しています。今後も保安向上と施工性が高く現場に受け入れられる商品開発に力を入れていきます。

災害時の復旧支援に貢献するため、事業持続計画(BCP)にも注力

数々の復旧支援活動を行われています。

1995年の阪神淡路大震災の時にガス事業者様の拠点で、復旧資機材の管理や出荷作業を任せていただいたことが始まりでした。それ以降、台風の影響で発生した淡路島の水害や中越沖地震、東日本大震災、熊本地震などの災害の際は復旧拠点に社員を派遣し、本社でも全社を挙げて復旧活動に協力しています。復旧資材の供給責任を果たせるよう社員が一致団結してお客様のために、被災された方のためにすごい力を発揮してくれることは大きな誇りです。
災害はあってほしくないことですが、ガスが復旧して温かいお湯が出ることに喜んでいただけると「この仕事をやっていてよかった」と感じてもらえていると思います。

事業持続計画(BCP)にも取り組まれていますね。

南海トラフ巨大地震に備え、創業70周年を機に耐震基準を満たした本社社屋に建て替えました。停電時にも単独で始動できるマイクロコージェネなどを導入し、災害が発生しても24時間365日対応でき、必要な資材を積んで現地へ駆けつけることができます。
また、住之江区と協定を結び、災害時の緊急時には本社敷地内を避難場所として提供するなど、地域社会に貢献する取り組みも行ってます。

業界の大きな転換点を契機と捉え、事業拡大へ挑戦していく

今後のビジョンについて教えてください。

都市ガス小売り全面自由化やカーボンニュートラル(脱炭素化)に向けたさまざまな変化に対応する技術革新など、ガスエネルギー業界は大きな転換点を迎えています。これからもガスに携わる事業を大切にしていくことに変わりはありませんが、事業拡大の契機と捉えています。
発展が期待される水素社会を見据えて2002年にグループ会社の新和テックを設立しました。コージェネレーションを取り扱うトータルエネルギーエンジニアリング会社として電気分野にも精通し、新和産業の約3分の1の規模まで成長しています。
今後は新和グループで、海外や次世代エネルギーなど新規分野の新商品や技術開発にも取り組んでいきたいと考えています。経営理念である「Small Slow, but Steady.」は「少しずつ、ゆっくりでも着実に成長する」という意味です。理念に沿って本業から派生する分野をゆっくりでも広げながら、業界の発展や地域社会に貢献する誠実な企業として「100年企業」をめざします。

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